
けけけのガールです。
薄毛の治療法ってどんな方法があるの?何をすべき?と悩まれている方は多いですよね。

けけけも最初は何から始めるべきか迷いました。
ネット社会で情報過多になってしまい、結局何が必要な情報か分からなくなってしまう。
薄毛治療も同じで、色々なクリニックに行き、育毛剤を試しても効果が出ず、沼にハマってしまっている方はいませんか?

そういった方に向けて今回は、脱毛や薄毛の研究・ガイドラインの発行を行っている「日本皮膚科学会」の情報・論文をもとに
本当に有効な薄毛治療は何か!を徹底解明していきます。
日本皮膚科学会
日本皮膚科学会とは、皮膚科学に関する研究・教育を行う公益社団法人。学会には脱毛の研究者である秋田大学や東京医科大学の教授らが名を連ねている。

こちらの論文・ガイドラインをもとに、薄毛に効果のある治療薬・治療法を見ていきたいと思います。

ともに薄毛に向き合いましょう!気合
脱毛症とは?
まず治療にいく前に、薄毛とはどういうものか見ていきます。
男性型脱毛症
男性型脱毛症(male pattern hair loss,androgenetic alopecia)とは、毛周期を繰り返す過程で成長期が短くなり、休止期にとどまる毛包が多くなることを病態の基盤とする。

女性型脱毛症
女性型脱毛症(female pattern hair loss)は男性型脱毛症と異なり、頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなるパターンが観察される。発症時期については更年期に多発する。
有用性・推奨度

本題に入ります。
このあと、治療法ごとの有益性について見て行きますが、その際に使用される推奨度(その治療法がどの程度推奨されるか)が下記のとおりです▼
推奨度 | 推奨度の分類 |
A | 行うよう強く勧める |
B | 行うよう勧める |
C1 | 行ってもよい |
C2 | 行わないほうがよい (有効性がないあるいは無効である) |
D | 行うべきではない (無効あるいは有害である) |
ただし、推奨度が必ずしも上記の判断基準に一致しないものがあります。
この分野では国際的にも根拠・研究結果が不足している状況、日本の歴史的背景や特殊事情、さらに診療ガイドラインの実用性も考慮して推奨度を決定した項目があるやめです。
(※エビデンスは根拠・研究結果と意訳しています)
薄毛治療法ごと推奨度まとめ
治療内容 | 推奨度 (男性) | 推奨度 (女性) | |
フィナステリドの内服 | A | D | ① |
デュタステリドの内服 | A | D | ② |
ミノキシジル外用 | A | A | ③-1 |
植毛術 | 自毛植毛術B 人工毛植毛術D | 自毛植毛術C1 人工毛植毛術はD | ④ |
LEDおよび 低出力レーザー照射 | B | B | |
アデノシンの外用 | B | C1 | |
カルプロニウム塩化物の外用 | C1 | C1 | |
t-フラバノンの外用 | C1 | C1 | |
サイトプリンおよび ペンタデカンの外用 | C1 | C1 | |
ケトコナゾールの外用 | C1 | C1 | |
かつらの着用 | C1 | C1 | ⑤ |
ビマトプロストおよび ラタノプロスト外用 | C2 | C2 | |
成長因子導入および 細胞移植療法 | C2 | C2 | |
ミノキシジルの内服 | D | D | ③-2 |
推奨度が高いものはA及びBの治療法となりますので、つぎで詳しく見ていきます。
①フィナステリドの内服

男性型脱毛症に対するフィナステリド内服の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので内服療法を行うよう強く勧める。
②デュタステリドの内服
男性型脱毛症に対するデュタステリド内服の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので内服療法を行うよう強く勧める。
フィナステリド及びデュタステリドの内服は、男性型脱毛症において推奨度Aとなっています。内服を考えたいという方は、まず近くの病院で自身の症状を確認しましょう
〈近くの病院をお探し方▼〉
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③-1ミノキシジル外用〈注目〉
ミノキシジル外用の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので「男性型脱毛症に5%ミノキシジル」また「女性型脱毛症に1%ミノキシジル」を外用するよう強く勧める。

③-2ミノキシジルの内服
ミノキシジルの内服療法は、利益と危険性が十分に検証されていないため、男性型脱毛 症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる。
ミノキシジル外用薬
男性用:ミノキシジル配合発毛剤
ミノキシジルの外用をお考えの方は、ミノキシジルが配合されている「リアップX5」「アンファー」発毛剤がおすすめです▼
〈ミノキシジル5%リアップX5〉
女子用:ミノキシジル配合発毛剤
女性でミノキシジルの外用をお考えの方は、ミノキシジル配合の「リアップリジェンヌ」発毛剤がおすすめです▼
④植毛術
フィナステリド(①)・デュタステリド(②)の内服や、ミノキシジル外用(③-1)による効果がなく、他に手段がない状況において
十分な経験と技術を有する医師が施術する場合に限って、男性型脱毛症には自毛植毛術を行うよう勧め、女性型脱毛症には行ってもよいこととする。
人口毛植毛術について、、
日本国内で「人工毛植毛術」を施行することに医療法上の問題はないが、有害事象(副作用)の発生を看過できないため安全性に関する高い水準の根拠が得られるまでは、原則として人工毛植毛術を行うべきではない。
⑤かつらの着用
かつら着用は脱毛症状を改善するものではないが、通常の治療により改善しない場合や、QOL(※) が低下している場合に行ってもよいことにする。

かつらやウィッグを被ることで、日常生活の質や意欲が向上するならば着用を勧める。ということのようです。

人生が楽になる選択をしましょう
ということで、ここまでガイドラインから見る「薄毛治療のランキング付け」でした。
今から薄毛対策・治療を考えている方は、良ければ参考にしてください。
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